憧れていたバレエを大人から始めたいけれど、バレエは若くてスタイルが良い人がやるものだと躊躇しているのではないでしょうか。
確かに、バレエは普段より露出の多い恰好をする場合があるので、「みっともない」「おばさんなのにはずかしい」と陰口を言われないか心配になるかもしれません。
しかし、ウエアや身だしなみを気をつけることで、「みっともない」という印象を避けることができますよ。
ただし、バレエレッスンに適した準備をしないと「みっともない」という印象を与えてしまう可能性があります。
また、バレエでの立ち振る舞いやマナーを守れないと「みっともない」「見苦しい」と思われてしまうことがあります。
この記事では、大人がバレエを習うとき「みっともない」「見苦しい」と思われないポイントをまとめているので、最後まで読んで自信をもってバレエを始めてみましょう。
大人バレエをみっともないと感じる理由
周囲からの視線への不安
基本的にバレエはグループレッスンなので、他のクラスメートと一緒にレッスンをします。
今まで踊った経験がなかったら、人前で踊るのは恥ずかしいと感じてしまいますよね。
また、上手に踊れないとみっともないと思われないか不安に感じるのではないでしょうか。
- 順番が覚えられない
- 振りつけを間違える
- 正しいポーズが取れない
このような姿を先生やクラスメートに見られたくないと感じるかもしれません。
実際は、自分が思っているよりも周囲は気にしていないものですよ。
- 大人クラスの先生は初心者を指導することに慣れている。
- クラスメートも必死。他の人を見ている余裕はない。
レオタード姿が恥ずかしい
レオタードは体にピッタリとフィットしてラインが出るので、着るのに抵抗を感じるという声をよく聞きます。
レオタード姿になると、普段隠しているウエスト周りや脚も見えるので、大人にとっては露出が多いですよね。
また、大人の体は子どもとは肉付きも違ってきているので、レオタードを着たくないと思うのも当然かもしれません。
「おばさんなのに体のラインが出る格好ははずかしいな」「太っているから見られたくないな」と感じる人もいるのではないでしょうか。
もしそう感じても、大人クラスならさまざまな工夫ができるので安心ですよ。
- レオタードを着用しなくてもよい教室もある
- ヨガウエアなどを代用する
- 上に羽織ったり、スカートやスパッツを着用し、体型をカバーする
経験者との差を感じる
経験者が上手に踊っている姿を目にして、大人から始めた自分との差に落ち込むことがあるかもしれません。
上手に踊れない自分の姿にがっかりし、やっぱりバレエは大人から始めると見苦しいのかな、と思ったことがあるのではないでしょうか。
| 経験者 | 初心者 | |
|---|---|---|
| 振付 | すぐ覚えられる | 説明が数回必要 |
| バランス | ピタッと止まれる | グラグラしてしまう |
| つま先 | 常に伸びている | 気を抜くと伸びていない |
| 肩 | 下りている | 上がってしまう |
特に、子どもの頃バレエを習っていた人や経験年数が長い人の踊りを見ると、自分との差に圧倒されますよね。
しかし、その人たちも始めたときはできなかったことです。
始めたばかりの人ができないのは当然で、恥ずかしいことはないのですよ。
- 始めは誰もが初心者
- 焦らず基礎をしっかりと
理想のイメージと現実との違い
今はSNSなどで美しいバレリーナの動画を見る機会が増えたこともあり、バレエは細くて美しいバレリーナが軽やかに踊っているイメージがありますよね。
そのため、大人からバレエを始めると、体型や技術の差を実感していまい「おばさんには無理だったかな」と思う人もいるかと思います。
- 体型がだいぶ違った。
- もっと脚が上がったり高く跳べると思った。
- 踊る姿が必死だった。
このような違いを感じ、大人からバレエを始めるとみっともないと思うかもしれません。
しかし、理想のイメージと現実とのギャップを感じたら、実は上達のチャンスです。
自分の課題点を見つけ、理想のイメージに近づくよう努力できるのですよ。
- 理想と違うのは恥ずかしいことではない
- 理想のイメージに近づくことがバレエの楽しみ
おばさん・大人からのバレエに年齢は気にしなくてOK
健康目的であれば何歳からでもOK
女性の体の変化に対し大人バレエは健康維持に良い影響があるので、何歳であっても続けるメリットがあります。
厚生労働省の資料によると、成人は週に60分以上のジョギングやダンスなどの運動が推奨されています。
バレエは全身の筋肉をくまなく使い、左右対称に動くので、女性の体の変化に対して以下のような効果が期待できますよ。
| 体の変化の例 | バレエで期待できる効果 | |
|---|---|---|
| 20代~30代 | 妊娠・出産 仕事・家事・育児による肩こりや腰痛 | 体の歪みが整う コリの解消 |
| 40代 | 体力の衰えを感じ始める | 体力・筋力の強化 |
| 50代 | 更年期 | 心身のリフレッシュ |
| 60代 | 関節のこわばり | 関節をゆるめる |
| 70代~ | 筋力の低下 | 筋力の維持・強化 |
シニア世代にも体によい効果が得られるので、年齢を理由に大人バレエをあきらめてしまうのはもったいないですよね。
そして、大人がバレエを長く続けるために最も大切なのは、無理をしないことです。
体の変化に寄り添いながら、自分のペースで楽しめるようにしましょう。
趣味であれば何歳からでもOK
バレエは体だけでなく心身のリフレッシュにも良い影響があり、何歳になっても趣味として楽しめますよ。
大人バレエを趣味にすると、このような良い面があります。
- 綺麗な音楽で動くので、気分転換になる
- 全身運動でストレス解消
- 同じ趣味の仲間ができる
- バレエ鑑賞の楽しみができる
年齢に合わせたバレエの楽しみ方は、「みっともない」とは程遠いですよね。
心身に潤いを与えてくれる大人バレエは、生涯の趣味に最適ですよ。
大人バレエの教室と先生選びのポイント
教室の雰囲気と設備
大人バレエクラスが開講されていても、雰囲気や設備は教室によって様々です。
気持ちよく通いやすいかどうかは重要なチェックポイントですよ。
| 無理せず通いたい大人向け | 上達目的の大人向け |
|---|---|
| アットホームでレッスン前後に会話が多め | 会話は必要なこと以外は少なめ |
| 楽しく和やか | 真面目でストイック |
| 駅からの距離 | 徒歩圏内 | 徒歩圏外 |
| 駐車場 | あり | なし |
| 更衣室 | あり | なし |
| 床 | リノリウム(シート) | 木材床 |
このような点を確認しておくと、安心して長く通えますね。
自分が求めている条件を整理しておくのがお勧めですよ。
クラスのサイズとレベル
大人がバレエクラスを選ぶ時に1番大切なのが、クラスのサイズとレベルです。
自分に合った環境かどうかで、上達のスピードや満足度は大きく変わりますよ。
| おおよその人数 | メリットの例 | デメリットの例 |
|---|---|---|
| 6人以下 | 1人1人を丁寧にみてもらえる | お手本になる上手な人に出会う機会が少ない |
| 7~10人 | 多すぎずバランスが良い | 1人1人の指導時間が少ない 場合がある |
| 11~15人 | 生徒のレベルに幅があり刺激になる | 先生の目が行き届かない場合がある |
| 16人以上 | お手本になる経験者に出会いやすい | 先生の指導を受けにくいことがある |
大人からバレエを始める場合は、少人数で手厚く指導してもらえるクラスがおすすめです。
人数の多いクラスは、慣れてきてから参加すると安心ですよ。
| 初心者/初めてのバレエ | これからバレエを習う人 |
| 初級 | 3年以上の経験者/再開した人 |
| 中級 | 再開した人/子どもの頃から経験がある人 |
最初は初心者向けクラスで、一から指導してもらうのがおすすめです。
初級クラスは教室によってレベル差が大きく、経験者が参加しているクラスも多いですよ。
迷ったときは、一段階レベルを下げたクラスから受けてみるのが安心です。
自分に合ったクラスを受けることで、無理なく上達できますよ。
先生との相性
バレエの先生は経歴も指導スタイルもさまざまです。
毎回のレッスンが楽しく実りあるものになるかどうかは、自分に合った先生と出会えるかが大きな要因になりますよ。
バレエ教師の違いを見るポイント
- バレエ団に所属し、プロとして活動していたか
- 海外での経験があるか
- 教授法/指導資格を取得しているか
- 年齢
- どのメソッドで指導するか
このようなチェックポイントがありますが、最も大切なのは大人を教え慣れているかどうかです。
自分がどのような指導を求めているのかを明確にし、相性の合う先生をみつけましょう。
大人バレエの見苦しくならない格好と持ち物
まず揃えたいレオタード・タイツ・シューズ
レオタードやタイツ、シューズはバレエレッスンに最も適したウエアです。
しかし、選ぶものによっては、教室で浮いてしまったり見苦しくみえたりしてしまいますよ。
見苦しくならないために、このようなことに気をつけて用意しましょう。
| 見苦しくならない例 | 見苦しくなる例 | |
|---|---|---|
| レオタード | ・体にフィットし、下着がはみ出さないもの ・色で迷ったら黒が安心 | ・露出が激しい ・下着が見える ・過度な装飾 |
| タイツ | ・バレエ用の厚手のもの ・色はピンク、ベージュ、黒 迷ったらピンクが安心 ・指先にテーピングする人は足裏に穴があるタイプが便利 | ・薄手の一般のもの 特に腰回りの厚手の部分が見えるのはNG |
| シューズ | ・バレエ用のバレエシューズ ・色はピンク、ベージュ、黒 迷ったらピンクが安心 | ・バレエ用ではないシューズ ・過度な装飾 巻きリボンは舞台用 |
大人バレエクラスでは、まずはベーシックなものから揃え、教室の様子を見ながら徐々に好きなものを集めると安心ですよ。
体型カバーのトップス・スカート・スパッツ
ほとんどの大人クラスで、追加のアイテムの着用がOKとされています。
露出が多いと感じたり、体型の気になる部分をカバーすることができますよ。
| トップス | ・レオタードの上に羽織る ・Tシャツ・薄手ニットなど⇒フード付きはNG ・ヨガウエアなどで代用も可 |
| スカート | ・バレエ専用の薄手素材のものが良い ・巻きスカートと、ウエストゴムのタイプがある ・豊富なデザインでアレンジを楽しめる |
| スパッツ | ・色は黒が王道 ・バレエのピンクタイツに抵抗がある人向け |
このように、体型をカバーするためのアイテムはたくさんあり、「見苦しいかな?」という不安を解消することができます。
自分に必要なものを取り入れて、バレエスタイルを楽しみましょう。
レッスンバッグに常備する飲み物とタオル
バレエレッスンは全身運動なので、意外と汗をかきます。
レッスン中に飲むドリンクは必須ですよ。
また、汗が飛び散ってしまうのは見苦しく周りの迷惑にもなるので、タオルは必ずスタジオに持参しましょう。
| レッスンバッグ | ・大きくてたくさん入る物 ・汚れにくい素材がおすすめ |
| 飲み物 | ・水/お茶 ノンカフェインがおすすめ ・アミノ酸飲料を飲む人もいる |
| タオル | ・スタジオに持ち込めるもの |
安全にレッスンを受けられるよう、飲み物とタオルは毎回持参しましょう。
バレエレッスンに適した髪型

バレリーナがしているお団子ヘアはシニョンといいます。
首がよく見えて美しいヘアスタイルですよね。
美しさだけではなく動きやすいので、バレエの定番ヘアスタイルとなっています。
ほとんどの大人クラスではシニョンは必須でなく、「髪は束ねること」程度の決まりとなっています。
動きやすく、見苦しくないヘアスタイルであることが重要ですよ。
- ストレッチクラスでは、崩れやすいシニョンは避けるよう言われる場合もある。
- 低い位置のポニーテールの人が多い⇒高い位置は揺れて邪魔になる場合もある。
- 過度な装飾は避ける。
教室の決まりにのっとり、バレエレッスンに適した髪型で参加しましょう。
みっともなくならないバレエ教室でのマナー
挨拶は必ずする
バレエは、挨拶に大変厳しい世界というのをご存知でしょうか。
大人だけでなく子どもが習う時にも、はじめに挨拶の指導をされます。
| レッスン前 | レッスン後 | |
|---|---|---|
| 先生向け | ・おはようございます。 ・よろしくお願いします。 | ありがとうございました。 |
| クラスメート向け | おはようございます。 | おつかれさまでした。 |

バレエや舞台関係の独特な文化として、どの時間帯でも「おはようございます。」と挨拶します。
初対面の人に挨拶するのは緊張しますが、一緒にレッスンする仲間には必ず挨拶をして、気持ちよくレッスンを受けましょう。
更衣室はゆずりあって
更衣室がある教室では、全員がいっぺんに入れない場合が多いです。
先に着替え終わった人からすみやかに退室することが、後から来た人へ配慮したスマートな行動となりますよ。
| 長居をしておしゃべり |
| 荷物を広げて場所を取る |
| ゴミなどの放置 |
皆で使う場所では、周りの人のことを考えて行動することがとても大切です。
バーレッスンの位置

バーレッスンとは、バーという棒に手を添え行う基礎練習です。
常連の生徒が多いクラスでは、毎回バーの定位置につく人がいることもあります。
初めてのクラスの場合、先生が場所を指示してくれることもありますが、指示がなかった時は不安になりますよね。
指示がなかった場合にできる対策
- 皆がバーについてから空いているところに行く。
- 周りの人に「ここ大丈夫でしょうか?」と聞いてみる。
- 順番を覚える自信がない人が多く先頭につく人がいなかった場合、自分の方が慣れていそうだったら先頭についてあげる。
バーも譲り合いを大切に、参加者全員が先生を見れるよう心がけましょう。
そして場所を陣取るような行為は、みっともないと思われてしまいますよ。
センターレッスンの位置

センターレッスンとは、スタジオの中央でバーに頼らず動く練習です。
センターレッスンの時、誰がどこに立つかが決まらず、レッスンが中断してしまう場面を見かけることがあります。
スムーズなレッスンの進行のために、パッと位置につくことが大切ですよ。
センターレッスンでも先生が位置を指示する場合もありますが、指示がなかった時にどこにいけばいいかヒントをまとめてみました。
| 前列 | 後列 | |
|---|---|---|
| 1グループ目 | この中央がクラスの上手な人の場合が多い | 前列の上手な人を見ながらできる |
| 2グループ目以降 | 前のグループの時に振りを確認できる | 振りを覚える自信がない人におすすめ |
レッスンの進行の妨げにならないことがとても大切なので、順番がきたらすぐ位置につけるようにしましょう。
先生に質問する時の心得
先生に質問することは上達するうえで良いことですが、タイミングが重要です。
場合によってはレッスンの妨げになってしまうので、スムーズに質問する配慮が必要ですよ。
質問する時に気をつけること
- エクササイズの合間や、休憩中、レッスン後に質問する。
- 先生の説明を遮らない。
- 話が長くならないよう、簡潔にまとめる。
- 先生へ敬意をもち、丁寧な言葉で話す。
質問の機会を上手に活用し、上達に役立てましょう。
片付けと清掃に参加しよう
レッスンが終了したら、次にスタジオを使う人に綺麗な状態で受け渡せるようにします。
周囲に配慮し、スムーズなレッスン進行に協力するのは、バレエ教室で必要とされるマナーですよ。
- バーレッスン終了後のバーの片付けは全員で。
- 飲み物の水滴や汗が落ちていたら拭く。
- モップがけがあるスタジオではすすんでやる。
- ゴミは残さないように。
参加者全員で協力して、綺麗なスタジオを保ちましょう。
大人バレエで発表会に参加する時の心得
大人バレエの発表会参加とは
大人からバレエを始めると、舞台に立つことはハードルが高いですよね。
「おばさんなのにバレエの舞台に立つ人は少数では?」と思う方もいるのではないでしょうか。
今は、大人でも舞台に立つ方も増え、大人対象のバレエコンクールもあるほどです。
また、大人の発表会参加は、ほとんどの教室が希望者のみとなっているので、参加するかどうかを考えることができますよ。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| リハーサルを通して上達できる | リハーサルが増えるので、仕事や家事との調整が大変になる |
| 憧れの踊りに挑戦できる | 費用の負担がある(10万円前後) |
| 仲間とのつながりが深まる |
舞台に立つということは大人でも責任を負うことになりますが、その分、得るものも大きいです。
自分のコンディションと相談して、参加するかどうかを決めましょう。
みっともなくならない大人の衣装とメイク
舞台に立つには、バレエの衣装やメイクが恥ずかしいと感じるかもしれません。
実際には、大人には大人に合った衣装やメイクなので安心ですよ。
| 衣装 | スカートや袖丈が長く、体型に配慮されている |
| メイク | 大人は自分でメイクをする ⇒舞台用のメイク講習などがある |
舞台に立たなければ縁のない衣装やメイクは、またとない貴重な体験になりますよ。
大人ならではの装いを楽しみましょう。
大人が舞台で美しくみえるコツ
大人が舞台に立つ時は、難しいテクニックより優雅なたたずまいやしぐさが求められますよ。
子どもには出せない雰囲気や表現で、舞台に深みを出すことができます。
次のような基本をおさえるだけで、美しさは一気に格上げされます。
- 背筋を伸ばし姿勢良く
- 肩を下げる
- 下を向かず、目線は客席に
- 膝とつま先を伸ばす
大人ならではの美しさで、舞台に華をそえられるようにしましょう。
よくある質問
- Qレッスン中、振りを間違えてしまい恥ずかしいです。振りを覚えるコツはありますか?
- A
振りを覚えるには1にも2にも集中力ですが、覚えるコツもあります。
先生が振りを説明したら、頭の中でシュミレーションをしてみましょう。
これを繰り返していくうちに、だんだん覚えられるようになってきますよ。
また、間違えることは恥ずかしいことではありません。
失敗を恐れずに思い切って動いてみることも大事ですよ。
- Q大人でもプライベートレッスンは受けられますか?効果はありますか?
- A
大人のプライベートレッスンを受けつけている先生も増えてきました。
1対1でしっかりみてもらえるプライベートレッスンは、大人にこそおすすめですよ。
グループレッスンについていく自信がなかったり、周りの目に恥ずかしさを感じる方には特に効果的です。
まとめ
ここまで、大人からバレエを始める方の不安を解消できるヒントをまとめてみました。
バレエを始めるのはハードルが高いと感じるかもしれませんが、正しい知識を持てば心配する必要はありません。
バレエは体を整えるだけでなく、年齢を重ねるほど、その素晴らしさを実感できる芸術でもあります。
このブログで「みっともない」という不安を取り除き、自分らしいバレエの時間を楽しんでほしいです。

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